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日記だったり、ネタだったり、備忘録だったり。 若鶏のからあげ先生が日常をユーモラスに描きます。
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ふと、親父の笑い声で目が覚めた。

と同時に、布団の中から強烈な腐卵臭が漂ってきた。







親父は自分の布団から僕の布団まで、足元にトンネルを作り

自分の屁を送り込んできていた。









「トンネルが開通しました!」






それはそれは嬉しそうに。






「何!もう!臭すぎる!」

小学4年の若鶏もさすがに親父に抗議する。



「あはは、早く寝ろよ。」

といって、親父は布団をかぶった。



この理不尽なやりとりに本気でむかつきながら

僕も布団をかぶった。



親父の屁が空気より重いため、いくら寝返りをしても

ずっと辺りに漂っている。



臭くて寝れないので足元で点いているテレビを見始めた。



ねるとん紅鯨団。



親父も見ているようだ。

カップルが成立するかどうか、行方を見守っていたところ、



親父の布団がもぞもぞし始めた。



なんだろうと思ってその様子を見ていると、

どうも股間を触っているのではないか、という気がしてきた。



なんで触るのか、よくわからないけど、

親父が触っているみたいだし

僕も触ってみようと思った。



どうやって触っているのか、わからないので、

とりあえず、皮を親指と人差し指で摘んで、

枝豆を剥くように、プリッ、プリッと動かしてみた。



親父の布団の動くリズムに合わせて、僕も

プリップリッとユニゾンする。





すると、急に、



ものすごく急に、



足元からぞわぞわっと今まで感じたことのない何かが

押し寄せてきた。





なに、これ。





体が勝手にのけぞって布団からどんどんはみ出していく。




「あああああああああああ!」




急に叫びだしたので、親父がびっくりして



「若鶏!どうした!?大丈夫か?若鶏!!」



と抱きかかえた。






僕は親父の腕の中で初めての絶頂を迎えた。


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