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日記だったり、ネタだったり、備忘録だったり。 若鶏のからあげ先生が日常をユーモラスに描きます。
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みなさんはあの地獄の苦しみを知っていますか?
牡蠣に当たった時の地獄の苦しみを。

昔はお腹の風邪とか言われていましたが、
最近はノロウイルスに感染というようです。
(ノロウイルスも正式名称ではないようですが・・・)

このノロウイルスに感染した時の症状がものすごくて
上から下から、垂れ流し状態になります。

またこのウイルスがなかなか死なない。

石鹸やアルコールでは死なず
乾燥にも強い。

次亜塩素酸ナトリウムというハイターの成分でやっと死ぬ。

そんな強い感染力を誇るため、

感染した人が絨毯に吐く
→綺麗に拭き取る。
→少しだけ残ったゲロが乾燥
→上から人が踏む。
→乾燥したゲロが舞う
→近くを通った人が感染

というテロみたいな感染を引き起こす。


で、数年前、
うちの会社ではこんなことが起きないよう、
社員全員に定期的に検便を義務付けた。


最近の検便は簡単で、
リップクリームの容器みたいなのを開けると
綿棒の先のようなプラスチックの棒があるので、
その棒を出した物に挿すだけというシンプルな作業になっている。

昔は、新聞紙の上に出したやつを割り箸で摘んで
コンタクトレンズの容器みたいなやつにきゅっと詰めていたんで、
それに比べれば楽な方なんですが、

それでも検便を出さない奴がいる。


僕の後輩の千石君も、わざとなのか、うっかりなのか
期限が近くなって名指しで言われないと検便を出さない。


可愛い後輩が怒られるのは偲びないので、
検便の度に、僕は

「千石、検便は出したか?」

と聞くのが定番になっていた。



「検便を出したか?」

と言い続けて1年。

千石が、僕の目を真っ直ぐに見て言い放った。


「若鶏さん、検便出しましたよ。」


「うおっ!マジか、おめでとう。

 ようやく一人で検便が出せるようになったな!」


と褒めた。


「いやー、若鶏さん、大変だったんですよ。」

「何が?」


「家で珍しく検便のことを思い出して、

 トイレに行こうとしたんですよ。」


「おう。」


「そしたら、妹の友達が遊びに来てたんで、

 恥ずかしくてなかなか入れないんですよ。」


「おう。」


「で、やっとの思いでトイレに入って、検便するじゃないですか。」


「おう。」



「絶対に忘れないように、

 みんなの目につくリビングのテーブルの上に

 置いておいたんですよ。」



「おう。ちょっと汚いけどな。」



「で、普段そこに置いたりしないんで、

 会社に来てから忘れたことに気がついたんですよ。」



「最悪だな。」



「で、仕事終わって、家に帰ったら

 検便が無いんですよ。」


「おう。」



「捨てられてると思ってゴミ箱とか探すじゃないですか。」


「そうだね。」








「そしたら母親が来て、検便ならここに入ってるよって













 冷蔵庫の卵ポケットから検便出してくるんすよ。

 


 やばくないですか?」







若鶏のからあげ、男子ロッカーで呼吸困難に陥る。











ちなみに、冷蔵庫に入れるは正しい保存方法の模様。


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無題
便宜をはかってもらえましたね!
バッカム 2015/01/10 (Sat) 12:48 編集
無題
バッカムさん
便利な世の中になりましたね。
若鶏のからあげ 2015/01/13 (Tue) 01:49 編集
プロフィール
HN:
若鶏のからあげ
性別:
男性
趣味:
料理
自己紹介:
時は来た!それだけだ!

HNの由来:
好きな食べ物から

ブログ名の由来:
僕の国という意味です。

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