日記だったり、ネタだったり、備忘録だったり。
若鶏のからあげ先生が日常をユーモラスに描きます。
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小高い丘に建つ、私立もえぎの高校・・・。
丘のふもとに、普段の通学路とは別に、
今では使われなくなった一本の旧道があります。
旧道の入り口にひっそりと建つのが、男社と呼ばれる古いお社。
それは、学校の裏に建つ女社と対になるように建てられたと言われています。
そして2つのお社を結ぶ旧道の途中に素敵な伝説があります。
「運命のその日、桜舞い散る中で愛を誓い合った二人は永遠に結ばれる・・・」
これが、もえぎの高校に伝わる坂の伝説です。
この伝説を聞いて、私立もえぎの高校に入学した若鶏のからあげ。
期限は3年間。
高校3年間のうちに、女の子と仲良くなり、
伝説の坂で告白されればクリアという
そんな伝説のゲーム
ときめきメモリアル3を一生懸命やっていた
大学2年の冬。
サークルの後輩の北室君が
僕の一人暮らしのアパートに毎日、
弁当持参で遊びに来るようになった。
僕のプレイしているときめきメモリアルを見る為だ。
「うわー、まっきーのほっぺがもう真っ赤になってる!」
「若鶏さん、これはいける。Aまでならいける!」
と僕の実況を楽しそうに見ている、北室君。
僕が1週間くらいかけて、2人くらいクリアした頃。
北室君が貸してほしいと言い始めたので貸してあげた。
それから2週間ほど、北室くんの姿を見なかった。
サークル活動をしていたある日、
久しぶりに北室君が、顔を出した。
「おー、北室君、ときメモどうだった?」
「いやー、若鶏さん、死ぬかと思った。」
「どういうこと?」
「僕って、ゲームは絶対アンプ繋いで大音量でやるんですよ。」
「はぁ」
「で、いつもは、僕が普通のゲームを始めると、
隣のアパートのヤツが大音量で音楽を掛けてくるんですよ。」
「それは、お互い様やな。」
「で、今回ときメモをやるじゃないですか、大音量で。」
「そうですね。」
「で、ゲームの女の子と仲良くなると
きたむ~って呼ばれるじゃないですか。」
「はぁ。」
「そうすると、隣のやつがちょうどベランダに出てて
はぁ~?って言い出したんですよ。
僕が、女の子を連れてきたとでも思ったんでしょうね。
その日は壁を殴られました。」
「さすがですね。」
「で、次の日も画面の女の子が
きたむ~って呼ぶじゃないですか。
するとすぐに壁を殴られるんですよ。
でも壁殴られるのもだんだん慣れてきて
結局、クリアしたんですよ、ときメモ3を。」
「お、さすがです。」
「で、クリアしたのは嬉しかったんだけど、
健全なゲームだったんで、フラストレーションが貯まるじゃないですか。」
「はい?」
「で、パソコンでエッチなゲームをやり始めたんです。」
「さすがです。」
「で、パソコンから、アンアンと大音量で流したら、
また隣のヤツがベランダに出てて、
はぁ~?って言い出したんですよ。」
「(笑)」
「多分、女の子を連れて来て、そして何かを始めたと思ったんでしょうね。
壁を殴られるのはなくなりました。
その代わりに、クラリネットの演奏が始まったんです。
昼夜問わず。
流石に楽器の音はすごいですよ。
寝れないですもん。死ぬかと思いましたよ。」
僕はそんなことをしているから配牌が悪くなるんだよ!
と言いたい気持ちをこぶしを握りしめながらぐっとこらえた。
丘のふもとに、普段の通学路とは別に、
今では使われなくなった一本の旧道があります。
旧道の入り口にひっそりと建つのが、男社と呼ばれる古いお社。
それは、学校の裏に建つ女社と対になるように建てられたと言われています。
そして2つのお社を結ぶ旧道の途中に素敵な伝説があります。
「運命のその日、桜舞い散る中で愛を誓い合った二人は永遠に結ばれる・・・」
これが、もえぎの高校に伝わる坂の伝説です。
この伝説を聞いて、私立もえぎの高校に入学した若鶏のからあげ。
期限は3年間。
高校3年間のうちに、女の子と仲良くなり、
伝説の坂で告白されればクリアという
そんな伝説のゲーム
ときめきメモリアル3を一生懸命やっていた
大学2年の冬。
サークルの後輩の北室君が
僕の一人暮らしのアパートに毎日、
弁当持参で遊びに来るようになった。
僕のプレイしているときめきメモリアルを見る為だ。
「うわー、まっきーのほっぺがもう真っ赤になってる!」
「若鶏さん、これはいける。Aまでならいける!」
と僕の実況を楽しそうに見ている、北室君。
僕が1週間くらいかけて、2人くらいクリアした頃。
北室君が貸してほしいと言い始めたので貸してあげた。
それから2週間ほど、北室くんの姿を見なかった。
サークル活動をしていたある日、
久しぶりに北室君が、顔を出した。
「おー、北室君、ときメモどうだった?」
「いやー、若鶏さん、死ぬかと思った。」
「どういうこと?」
「僕って、ゲームは絶対アンプ繋いで大音量でやるんですよ。」
「はぁ」
「で、いつもは、僕が普通のゲームを始めると、
隣のアパートのヤツが大音量で音楽を掛けてくるんですよ。」
「それは、お互い様やな。」
「で、今回ときメモをやるじゃないですか、大音量で。」
「そうですね。」
「で、ゲームの女の子と仲良くなると
きたむ~って呼ばれるじゃないですか。」
「はぁ。」
「そうすると、隣のやつがちょうどベランダに出てて
はぁ~?って言い出したんですよ。
僕が、女の子を連れてきたとでも思ったんでしょうね。
その日は壁を殴られました。」
「さすがですね。」
「で、次の日も画面の女の子が
きたむ~って呼ぶじゃないですか。
するとすぐに壁を殴られるんですよ。
でも壁殴られるのもだんだん慣れてきて
結局、クリアしたんですよ、ときメモ3を。」
「お、さすがです。」
「で、クリアしたのは嬉しかったんだけど、
健全なゲームだったんで、フラストレーションが貯まるじゃないですか。」
「はい?」
「で、パソコンでエッチなゲームをやり始めたんです。」
「さすがです。」
「で、パソコンから、アンアンと大音量で流したら、
また隣のヤツがベランダに出てて、
はぁ~?って言い出したんですよ。」
「(笑)」
「多分、女の子を連れて来て、そして何かを始めたと思ったんでしょうね。
壁を殴られるのはなくなりました。
その代わりに、クラリネットの演奏が始まったんです。
昼夜問わず。
流石に楽器の音はすごいですよ。
寝れないですもん。死ぬかと思いましたよ。」
僕はそんなことをしているから配牌が悪くなるんだよ!
と言いたい気持ちをこぶしを握りしめながらぐっとこらえた。
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プロフィール
HN:
若鶏のからあげ
性別:
男性
趣味:
料理
自己紹介:
時は来た!それだけだ!
HNの由来:
好きな食べ物から
ブログ名の由来:
僕の国という意味です。
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