日記だったり、ネタだったり、備忘録だったり。
若鶏のからあげ先生が日常をユーモラスに描きます。
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中学1年のある日、
給食の牛乳がたくさん余るようになった。
家庭科で「牛乳は意外とカロリーがある」みたいな
授業があったせいだ。
女子が牛乳を飲まない。
そのまま残してももったいないので、
クラスの、おかわり四天王が
2~3本飲んでいいことになっていた。
僕もおかわり四天王「朱雀」を司る
フードファイターだったので、
ここぞとばかりに牛乳をがぶ飲みしていた。
13本余った牛乳。
四天王が3本ずつ飲んで、残り1本。
最後はじゃんけんだ。
この時点で、ギブアップが出て、2人脱落。
じゃんけんの相手は、今までお腹がいっぱいになったことがない
100キロ超えのおかわり四天王「青龍」、小島。
「最初はグー!じゃんけんぽん!」
僕は小島をやぶり、念願の4本目の牛乳を手に取り、
小島の悔しそうな顔を尻目に、一気に飲み干した。
さて、
5時間目が始まる頃だろうか。
ふと、お腹にキューンと違和感が出てきた。
これから僕のお腹はどんどん痛くなっていきますよ。
というわかりやすい前兆だ。
この授業で終わりなので、家に帰ってすれば十分間に合う。
いつもなら、これでOKだ。
しかし今日は、牛乳を4本飲んでいる。
この牛乳4本の威力は凄まじく、
腹痛のファーストコンタクトから、あっという間に、
ゲートの裏1ミリのところまで持って行かれた。
激痛に顔を歪ませながら、耐える。
気を抜くとすぐにでも「こにゃにゃちは」するだろう。
耐えるしかない。
中学校という僕達の小さいコミュニティの中では
大の個室に入る=ギルティ(有罪)なのだ。
5時間目が終わる。
担任がなかなか来ない。
「早くしろっ!、間に合わなくなっても知らんぞー!」
ベジータのセリフが頭をよぎる。
これほどホームルームが待ち遠しかったことはない。
ガラガラ。
担任到着。
「はーい、じゃあ予定通り、
今から心電図検査なんで。
保健室の前に集合してください。」
「へぁ!?」
あまりの衝撃に思わず、声を出した途端、
僕の3分の2ほどの純情な感情が
もりもりもりもりとお尻の隙間を埋め始めた。
まて、
悟られてはいけない。
漏らす=
大の個室に入る以上の大きな十字架を背負う事になる。
最大の敵は臭いだ。
保健室に向かうクラスの列の最後尾にしっかりと陣取り、
臭いをガード。
完璧な布陣である。
保健室につくと、名簿順で呼ばれ始めた。
最悪だ。
若鶏の名簿は4番目なのだ。
保健室の前で待機しているときから、
「くさっ!」」
「なんだこれ!」
と少しざわつき始めた。
「なーなー、若鶏くん、なんか臭くない?」
「いや?全然臭くないよ。」
完璧な受け答えで何とか誤魔化す。
「次、若鶏!」
呼ばれて保健室に入る。
お医者さん、看護婦さん、先生、みんな眉間にしわを寄せて
何かを言いたげだ。
看護婦さんが案内する。
「じゃあ、検査しますのでこのベッドに寝てください。」
寝たら大変なことになる!
僕はそのことを伝えたかったが、
「早くしなさい」
という圧力に屈し、ベッドに転がった。
予想通り、僕の自重で染みだした絞り汁は
保健室のベッドのシーツに茶色い世界地図を描いていく。
突如けたたましく、電子音がなる。
「心拍数がおかしいので、あとでもう一度測り直します。」
だろう。そりゃこんだけドキドキしてたら、測り直しだ。
クラス全員の心電図検査が終わり、
最後に僕だけもう一度検査を行う。
保健室の悪臭は申し訳なく思ったが、
漏らしたことがバレる代償を考えると、
背に腹は替えられん。
心のなかで先生たちに謝る。
最後一人、教室に戻る途中、
トイレでパンツごと流し
みんなが待つ教室へ。
ホームルームも滞り無く、終了。
無事帰路につく。
翌日、小学生の弟から
「昨日兄ちゃん、うんこもらしたんでしょ?」
と聞かれる。
給食の牛乳がたくさん余るようになった。
家庭科で「牛乳は意外とカロリーがある」みたいな
授業があったせいだ。
女子が牛乳を飲まない。
そのまま残してももったいないので、
クラスの、おかわり四天王が
2~3本飲んでいいことになっていた。
僕もおかわり四天王「朱雀」を司る
フードファイターだったので、
ここぞとばかりに牛乳をがぶ飲みしていた。
13本余った牛乳。
四天王が3本ずつ飲んで、残り1本。
最後はじゃんけんだ。
この時点で、ギブアップが出て、2人脱落。
じゃんけんの相手は、今までお腹がいっぱいになったことがない
100キロ超えのおかわり四天王「青龍」、小島。
「最初はグー!じゃんけんぽん!」
僕は小島をやぶり、念願の4本目の牛乳を手に取り、
小島の悔しそうな顔を尻目に、一気に飲み干した。
さて、
5時間目が始まる頃だろうか。
ふと、お腹にキューンと違和感が出てきた。
これから僕のお腹はどんどん痛くなっていきますよ。
というわかりやすい前兆だ。
この授業で終わりなので、家に帰ってすれば十分間に合う。
いつもなら、これでOKだ。
しかし今日は、牛乳を4本飲んでいる。
この牛乳4本の威力は凄まじく、
腹痛のファーストコンタクトから、あっという間に、
ゲートの裏1ミリのところまで持って行かれた。
激痛に顔を歪ませながら、耐える。
気を抜くとすぐにでも「こにゃにゃちは」するだろう。
耐えるしかない。
中学校という僕達の小さいコミュニティの中では
大の個室に入る=ギルティ(有罪)なのだ。
5時間目が終わる。
担任がなかなか来ない。
「早くしろっ!、間に合わなくなっても知らんぞー!」
ベジータのセリフが頭をよぎる。
これほどホームルームが待ち遠しかったことはない。
ガラガラ。
担任到着。
「はーい、じゃあ予定通り、
今から心電図検査なんで。
保健室の前に集合してください。」
「へぁ!?」
あまりの衝撃に思わず、声を出した途端、
僕の3分の2ほどの純情な感情が
もりもりもりもりとお尻の隙間を埋め始めた。
まて、
悟られてはいけない。
漏らす=
大の個室に入る以上の大きな十字架を背負う事になる。
最大の敵は臭いだ。
保健室に向かうクラスの列の最後尾にしっかりと陣取り、
臭いをガード。
完璧な布陣である。
保健室につくと、名簿順で呼ばれ始めた。
最悪だ。
若鶏の名簿は4番目なのだ。
保健室の前で待機しているときから、
「くさっ!」」
「なんだこれ!」
と少しざわつき始めた。
「なーなー、若鶏くん、なんか臭くない?」
「いや?全然臭くないよ。」
完璧な受け答えで何とか誤魔化す。
「次、若鶏!」
呼ばれて保健室に入る。
お医者さん、看護婦さん、先生、みんな眉間にしわを寄せて
何かを言いたげだ。
看護婦さんが案内する。
「じゃあ、検査しますのでこのベッドに寝てください。」
寝たら大変なことになる!
僕はそのことを伝えたかったが、
「早くしなさい」
という圧力に屈し、ベッドに転がった。
予想通り、僕の自重で染みだした絞り汁は
保健室のベッドのシーツに茶色い世界地図を描いていく。
突如けたたましく、電子音がなる。
「心拍数がおかしいので、あとでもう一度測り直します。」
だろう。そりゃこんだけドキドキしてたら、測り直しだ。
クラス全員の心電図検査が終わり、
最後に僕だけもう一度検査を行う。
保健室の悪臭は申し訳なく思ったが、
漏らしたことがバレる代償を考えると、
背に腹は替えられん。
心のなかで先生たちに謝る。
最後一人、教室に戻る途中、
トイレでパンツごと流し
みんなが待つ教室へ。
ホームルームも滞り無く、終了。
無事帰路につく。
翌日、小学生の弟から
「昨日兄ちゃん、うんこもらしたんでしょ?」
と聞かれる。
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プロフィール
HN:
若鶏のからあげ
性別:
男性
趣味:
料理
自己紹介:
時は来た!それだけだ!
HNの由来:
好きな食べ物から
ブログ名の由来:
僕の国という意味です。
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